exhibition
展示
氷点下の厳しい自然に耐える生活の知恵
スウェーデン サーミのテント
氷点下の厳しい自然に耐える生活の知恵
スウェーデン サーミのテント
スカンジナヴィア半島のツンドラ地帯や森林地帯で数百から数先頭のトナカイを遊牧して暮らすサーミのテント。
復元年代
1990年代
復元方法
移築復元
現地建築年代
1993年
トナカイと共に生きる北極圏のくらし
サーミは、北ヨーロッパ、スカンジナヴィア半島のツンドラ地帯や森林地帯で、数百~数千頭のトナカイを遊牧する民族です。極寒の地を移動しながら生活するサーミのテント「コアハティ」は、シラカバの木を円錐形に組んでキャンバス布で覆った簡素な構造ながら、人が乗ってもびくともしない頑丈さを誇ります。移動の際は、トナカイが引くソリ「アクジャ」に積載されます。
炉を囲む、くつろぎの空間
テントの中央には炉があり、天井には煙抜きの大きな穴が開いています。火を焚くと、煙や人の吐息、料理の湯気がテント内に満ち、暖炉の向こう側さえ見えないほどになりますが、サーミの人々にとって、この暖かく、少し霞んだ空間こそが、最も心地よく、くつろげる場所なのです。