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スタッフブログ

みなさん、ブエノスタルデス!
11月も後半に入り、クリスマスまで約1ヶ月となりましたね。
本日より「ペルー 大農園領主の家」にて、クリスマス飾り「ナシミエント」展示を始めました!

例年この時期に、博物館実習生とともに展示作業を行っています。
今年は、愛知県立大学と中部大学の学生さんたちが素敵に飾り付けてくれました!

「ナシミエント」とは『誕生』を意味する言葉で、その名の通りイエス・キリストの生誕を人形で再現する飾りを指します。
中央の馬小屋には聖母マリア、幼子イエス、東方の三賢人が、まわりの村人や家畜たちもこぞってキリストの生誕を祝福しています。

この飾りつけは、カトリック文化圏に共通して見られる習慣です。
(呼び方や飾りには地域によってさまざまなバリエーションがあります。)
ペルーでも、家庭や教会、学校、商店などさまざまな場所でナシミエントを飾り、クリスマスを祝います。
ナシミエントは、現地ペルーの習慣に合わせて1月中旬まで展示する予定です。

また、同じくドイツ家屋(ガストホフバイエルン2階、メルヘンバルト2階)でも、恒例のクリスマスツリーを展示しています。
こちらも学生さんたちが展示をしてくれました☆☆☆
それぞれ雰囲気の異なる飾りつけをしていますので、両方を見比べてみてくださいね。
クリスマスの雰囲気を味わいに、ぜひぜひお立ち寄りください!


みなさん、モゲシン(こんにちは)!

野外展示場に建つ「ミクロネシア ヤップ島の家」は、
母屋をはじめとして、いくつかの小屋によって構成されています。
家屋のそばにある大きな石貨(石のお金)も見所の1つですが、
その向かいに建つ「舟小屋」も、ぜひご覧いただきたいところ。

というのも、先日「舟小屋」の屋根を新しく葺き替えたからです♪
博物館実習生の皆さんと共に、古くなった屋根材を取り外し、
一旦骨組みだけの状態にしたあと、新しい屋根材を葺いていきました。


ビフォー


骨組みだけの状態

じつは、今回の屋根材は、特殊な加工を施された人工材を使用しています。
これは近年、太平洋の島々でも一部導入されているもので、雨風による影響を受けにくく、
当館のように長期間展示される場合にふさわしいものです。
ヤップ島の雰囲気を保ちつつ、できるだけ良い状態を維持できるよう、
今回あらたに挑戦してみました。


アフター

なんということでしょう!
きれいに葺きかえられた屋根材が日の光を受けたさまが、とてもいい感じです!!!
梅雨の晴れ間、青空に映えるヤップ島の舟小屋に、ぜひお立ち寄り下さいね。


みなさん、サワディー!
本日から新年度に入り、あたらしい環境や生活がはじまる方も多いことと思います。
リトルワールドも4月からますますパワーアップしていきますので、楽しみにしてくださいね♪

さて、みなさんは「リトルワールド学芸通信」というフリーペーパーをご存知でしょうか?
内容はリトルワールドの『博物館』としてのバックヤードやちょっとしたミニコラムなど
学芸員の気の向くままに自由に構成しています。
数年前より不定期で発行していたものなのですが、前年度(2018年度)は月1回で発行し、
本館展示室の出口付近(第5室出口)にて配布をしていました。

ありがたいことに、「バックナンバーが欲しい!」というお声をいただきましたので、
こちらでpdfファイルにて集約版を公開いたします!


ファイルイメージ

2018通信集

ご興味がある方は、上のアイコンをクリックしてダウンロードしてくださいね。

学芸通信は、2019年度も引き続きぼちぼち・のんびり発行していきますので、
当館にお立ち寄りの際はぜひチェックしてみてください♪
本日より4月号も配布開始しておりますよ☆ 

今年度もリトルワールドをどうぞよろしくおねがいいたします!


みなさん、サワディー!
タイエリアのオープン日と同じ9日は、
2018年度のリトルワールドカレッジ・ベーシックコースの最終日でもありました。

今年は約40名の受講生の方々が、全8回の講義を無事に修了されました。
大貫館長による最終講義は、
古代アンデス文明をテーマとして広く人類史・文明・文化について考える講義でした。


この一年をかけて野外家屋を中心とした世界の文化について学んできた受講生の方々にとって、
よい総括となっていたら嬉しく思います。

講義終了後は、代表の方に館長より修了証の授与をおこないました。
受講生の皆様、本当にお疲れ様でした!


そして、リトルワールドカレッジ・ベーシックコースは来年度も開講いたします!
現在、新規受講生を募集しております。
受付期間は、4月13日(土)の第1回講義日までとなっておりますので、
ご興味のある方はぜひお問合せください。
詳しくはこちらをご覧ください。

来年度も、カレッジならではのプログラムを予定しております。
皆様のお申込をお待ちしております♪


みなさん、你好!
中国の旧正月(春節)が明日ということで、
今年も台湾より現地協力者のご助力で新しい春聯(シュンレン)を収集し、
台湾 農家」の「聯(レン)」を新しいものに貼り替えました!

レンとは、中国の春節には欠かせない新年の装いで、
吉祥(きっしょう)とおめでたい気分を表す絵やおめでたいことばを赤い紙に書き、
門や入り口に貼って新年を祝い、邪気を払うものです。
 

まずは、日焼けのため色が剥げてしまっていた去年のレンを剥がします。
一年間ずっと貼ってあったため、なかなかするりとは剥がれません。
水を含ませてこすり落とし、雑巾でふき取っていきます。

次に、貼る位置に水のりを刷毛で塗ります。
だまにならないよう、均一にのばしてならします。


去年のレンを剥がす


水のりを塗る

いよいよ新しいレンを貼ります。
左右のバランスを見ながら位置を合わせ貼ったら、
空気が入らないようにタオルで押さえます。

このようにして、入口、扉、軒下などのレンを貼り替えていきました。


新しいレンを貼る


キラキラな「倒春」も

お昼前には、無事に貼替作業が完了しました。
これで、当館の台湾 農家も春節を迎える支度が整いました♪
今年は一部でキラキラなレンが登場しています。
去年までは無かったバージョンで、最近の台湾での流行を反映しています。
めでたい気分もパワーアップ↑↑しそうですね!

良く晴れた青空に似合う美しいレンを見に、ぜひお立ち寄り下さい☆
そして、門の前で衣装撮影もオススメです♪
おめでたい気分を楽しめるとともに、きっと福が訪れることでしょう・・・!