メルハバ! こんちには!
現在開催中の『エキゾチックトルコ文化展 ~「いろ」と「かたち」のハーモニー~』の
見所をお伝えする第6弾、今回は、トルコと日本のきずなをご紹介するコーナーです。
親日国家としても有名な、トルコ。
トルコと日本は、歴史的に友好関係にあります。
そのきっかけとなったのは、今から120年以上も前、明治時代のある事件が関係していました。
1890(明治23)年、オスマントルコの特使が、明治天皇への訪問のために来日しました。
3ヶ月の滞在期間を終え帰国の途についたエルトゥールル号は、560名以上の乗組員を乗せ横須賀を出航しました。
ところが、明治23年9月16日、現在の和歌山県串本町沖で暴風雨にみまわれ、沈没してしまいます。
その際、串本町の人々が献身的に救助、救護にあたり、69名が救助されました。
生存者たちは、その後日本の巡洋艦によりトルコに無事帰国しました。
1985年3月、イラク・イラン戦争の中、飛行機が飛ばずテヘランで孤立した日本人を救出するために、
トルコ政府がトルコ航空の特別機を派遣した出来事も、日本とトルコの友好関係の象徴的出来事となりました。
その後も、東日本大震災の際には、トルコ政府は海外からの支援・救助チームとしては最長期間にわたった活動を行い、支援物資を届けてくれました。
トルコ東部で大地震が発生した時には、今度は日本政府からの緊急援助物資が届けられました。
このように、トルコと日本はお互いに助け合ってきた歴史を持っているのです。
和歌山県串本町のトルコ記念館からお借りした貴重な資料を、今回の特別展の期間限定で展示しています。
なかでも、トルコ大使館から寄贈されたエルトゥールル号の模型は、日本でただ一つだけ!の、大変貴重なものです。
トルコ‐日本間の関係への理解を深める機会として、ぜひじっくりとご覧ください。
それでは、みなさまのご来場をお待ちしております!
特別展の見所情報、次回をお楽しみに!
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『エキゾチックトルコ文化展 ~「いろ」と「かたち」のハーモニー』
期間:2013年9月14日(土)~11月24日(日)
会場:本館1階展示室
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