TOP > スタッフブログ > 学芸 > バリ島貴族の家の飾り布を更新しました♪♪

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みなさん、スラマシアン! こんにちは!
先日、インドネシア バリ島貴族の家飾り布を張り替えました。
年に一度更新しますが、今年も例年通りバリ島の工房にオーダーをかけ、職人さんに作っていただきました。
今年のカラーは紫、赤、緑。なかなか華やかな色合いです☆☆

まず、入口前や祭祀場に立てられている石像の更新からです♪

石像の腰巻のチェック柄には「魔除け」の意味があります。
屋敷に魔物が入らないように守ってくれます。

次に家屋内の更新♪♪
建物の軒下、柱、寝台、そして壁の順にきれいに一新されました。

①正門を入って右手にある会議所


②儀礼の建物
結婚式や葬式など儀礼を行う12本柱の建物。寝台は儀礼道具や供え物をおくためのものです。

③寝室(3棟)
3棟の寝室のうち2棟は壁が2つしかありません。
敷地全体を塀などで囲ってしっかり閉鎖しますが、各部屋を開放空間にするのがバリ島の特徴です。
ベッドは涼しげに、少し高みに設けられた縁台風です。

▲屋敷のなかで唯一壁で囲まれている部屋。
夫婦や未婚の娘の寝所に使われるほか、家宝や貴重品の保管場所にもなります。

④祭祀場
祭祀場にはヒンドゥー教の三大神と祖先の霊を祀っています。
祠やピヤサン(儀礼台)もきれいに飾られます。

⑤台所と穀倉
台所は日々の食事や儀礼用な料理を作る大事な場所で、穀倉は米などを保管する貯蔵庫です。
どっちも家族の生活を支える大切な場所なので、入念にきれいに飾ります。

張替え後、敷地内が一段と華やかになりました。
皆様、美しく更新されたバリ島貴族の家を、ぜひぜひ見にお越し下さいね。